健康科学イノベーションセンターの渡辺恭良センター所長(医学研究科名誉教授) および 水野敬兼任研究員(医学研究科特任講師)らのグループが理研ライフサイエンス技術基盤研究センターとしても参画した、本学、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター および 熊本大学医学部附属病院と実施した共同研究の成果、『小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う -学習意欲の低下を招く脳領域の活性低下-』に関する記者発表を行いました。
共同研究グループは、小児慢性疲労症候群(CCFS)の患児の脳では、低い報酬しか獲得できなかった場合に、線条体の被殻と呼ばれる領域の神経活動が低下していることを、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を使って明らかにしました。
なお、本研究成果はオランダのオンライン科学雑誌『Neuroimage: Clinical』(9月28日付け)に掲載されています。【論文名】 Low putamen activity associated with poor reward sensitivity in childhood chronic fatigue syndrome. (Kei Mizuno, Junko Kawatani, Kanako Tajima, Akihiro T. Sasaki, Tetsuya Yoneda, Masanori Komi, Toshinori Hirai, Akemi Tomoda, Takako Joudoi and Yasuyoshi Watanabe)
小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴うことを明らかに
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小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う-学習意欲の低下を招く脳領域の活性低下-
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小児慢性疲労症候群は報酬の感受性低下を伴う-学習意欲の低下を招く脳領域の活性低下-
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